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明々後日のビシャモンテ

大学生のひとりごと

2/11 終電後の街中マクドナルド

now time is 2/11 14:07..
どんな天気だったのか覚えていない、日記の下書きにそう記されているのだから今日は「 2/11の14:07」なんだろう
 

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例えば、仕事終わりに同僚と職場の愚痴や将来のことを話しながら帰ったとする。
 
とても楽しくてなんだか今日1日頑張った気があったと自分を褒め称えたとする。
 
少しだけ奮発して牛丼の特盛を買って、コンビニで味の知れたおでんを買って帰ったとする。
 
いつものように布団の上にダイブして買って来た飯をざっと広げ動画サイトとテレビゲームを起動し年末に
何かのために買っておいたワインをポンっと開けた。
 
気づけば時間は過ぎていて、ワインも半分飲み尽くしていた。
 
酔い始めていてエイムの合わなくなったシューティングゲーム、微妙な距離感の大学の先輩とのLINEなにもかもめんどくさくなって帰り道職場の同僚と話した会話を思い出しながら枕に顔を突っ伏すんだ。
 
 
 
 
「そんな日常だったとして。」
 
 
 
 
翌日もいつ寝たのかわからないまま眩しい日差しに起こされる。今日がまた始まる。
やらなきゃいけないことが山ほどあったというのに目が覚めたのはお昼過ぎ、もうちょっとしたら職場に向かわなくてはいけない時間だ。
それでも目を覚ましたくない、このままずっと眠り続けていたい。昨日のお酒がまだ自分の中でぐるぐると巡っているんだ。
 
 
 
 
 
「そんな日常だったとした。」
 
 
 
 
今日の予定が終わった。
仕事帰り、なぜか家には帰りたくはない、
 
例えば、帰ったとしても同じ日常を繰り返すだけだからって寄り道をしていったとする。
 
終電のなくなりかけた時間帯、街中のマックに一人腰をかける。
 
「きっとだれも僕を僕だと気づかない。」
そんなことを思いながら。
 
僕が僕であるのはいつからだろう?
僕が僕じゃなくなったらどうなるんだろう?
僕が僕でなくなるときは来るのだろうか。
 
 
大好きな曲を聴きながら、冷め切ったポテトに手を伸ばす。
 
 
憧れていたものはなんだったっけ、
 
マックで勉強するという浪人時代ぶりの苦行..というか青春を今、こんな時間に繰り返しているのである。
 
なぜか、なぜだかわからないんだけれど頑張れる気がする
 
まだ人の目が生き生きとしているこの空間。
カップル、チャラけた3人組、勉強しているサラリーマン、
 
この終電を失った空間が僕は大好きなんだろう。
 
 
昔はこんな日をいい日だなんて決して思わなかったと思う、
だけれども今は思えるんだ
 
でも、こんな生活が日常になったらいいなって、
再び思うこともあるんだ。
 
 
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そんな自分の過去に書いた日記を横からつまむようにして続きを書き始める自分がいるんだ。
 
 
だけど
「今の僕は誰がどうやってみても僕なんだよね。」
 
 
 
終電を失った後の、街中のマックのこの空間が大好きなんだ。
今は自転車を飛ばせば、いやいや、歩いてだって帰れる距離の場所に住んでいる。
昔じゃ考えられなかったことなんだ、かつては終電を気にしながら1日を生き抜いていたんだ。
宿が確保されたらGOだ、もう何も考えちゃいない、今目の前にある欲望に噛み付いていけ、お酒に飲まれて、トークに酔って、時間をもぐもぐと味わっていくんだ。
もし宿が見つからなくても最悪大学まで歩いていける距離なのでそこで寝泊まりすればいいとさえも考えていたときもあった。
 
 
だけど今は違う、帰る場所も手段もある、
しかし飲みに行こうとは思わないし、
何かをしようとも思わないんだ、
 
 
ただただ、この取り残された空間で、
明日なにしようとか、
そんなことを考えている時間が好きなんだ、
 
もっとこうだったら楽しいかな、
あいつとの旅行楽しいかな、
いい出会いないのかな、なんて。
 
最終の電車が入ってしまってからは
急激に店内はおちつくんだ。
 
たまに入ってくるのは終電を乗り越えたウェイだとか、クラブ休憩のイカしたやつらだ。
 
みんなはどんな夜を過ごしているんだろう
 
 
 
終電後のマックは、あまりにも快適で
いろんな夢が見れるところなんじゃないのかな
ここから今すぐどこかにむかう何かはないけど、
 
いつかここから、ここから始まったなにかが、
素敵なことを生み出していく気がするんだ、
 
水っぽくなったファンタも、
干からびてしまったポテトも、
それを見つめる僕がいる景色をようやく愛せる様になれたのかもしれない。
 
 
決してかっこよくはないんだけれど、
そんなかっこよくない自分の姿
 
終電を過ぎたマックでパサパサのダブルクウォーターを一人で貪ってる様な、落ちこぼれた大学生の姿をね、
 
僕はかっこいいとは思わないけど、これを見て憧れてくれるような高校生がいたとしたら
 
きっとそれが僕の青春時代なのかもしれない。
 
 
「大学生になった自分、どんな自分でした?」
 
 
答えがあるのに、答える自分に自信がなかったから
こんな自問自答さえも忘れていたんだね。
 
 
 
「どんな日常だったら、」
 
どんな日常だったら、胸を張って答えられたのかなぁ