明々後日のビシャモンテ

双極性感情障害パンセクゲイのひとりごと

7/21 それはまるで懐かしい匂いがする。

いつもの場所で、このブログを綴る。

とある街中の交差点に面しているここのスタバが僕の秘密基地だ。

 

7/21 21:15

 

目の前がガラス越しにそのまま人通りの多い道路であるから、

向こうからも丸見えであるからシャキってなりサボらないし。

こちらからもいろいろな人を観察できるので、とても楽しい。

 

勉強に対する集中力が切れて、ぼけーっと眺めていたら

あることに気づいた。

 

ちなみに今は7月21日、そう華金である。

 

なんというか、

イケメン風でかっこよくてスーツをパリっって着こなしてる

いかにも、仕事できます!充実してます!って言う

サラリーマンは、年齢問わず、みんなためらうことなくタクシーを使う。

タクシーを止める姿でさえ様になっていて、なんかかっこいい(語彙力)

 

 

一方で、小ぶとりやガリガリの、身の丈にあっていないスーツを

だらしなく、なんかずれた感じで着ている人は、

若い子であろうと、おっさんであろうと、汗をだらだら垂らしながら

シュッとしてるとは到底言えない背筋でとぼとぼと歩いている。

ああ、この人なんか仕事できなさそうだし、幸薄そうだし、なぁと

 

全く喋ったことがないのに、オーラでなんとなくわかるんだ。

とても不思議なことだとね。でも、ある意味これが全てなのかもしれない。

 

 

自信があるからパリっとして、定期的に美容院も通い、

自分の体にあったスーツを着こなして、

(おそらく)ジムに通い、ボディラインを整えて、

だからこそ、自分に自信が出る、よし、今日も俺はかっこいい。

そう自分で自分を認めてあげることができるんだと思う。

 

だってさ、おしゃれしてる時って、わくわくするじゃん?

自信でるじゃん?ああ、今日の俺かっこいいわーって!笑

 

逆に、頭ぼさぼさで寝癖のまま飛び起きてそのまま外に出ようもんなら

誰にも会いたくないし、誰にも見て欲しくないし、背筋も曲がっちゃうよね。

 

 

んーーーーわからないね。

けれど、なんとなくだけどこの、

わからない"なにか"がここ最近わかってきたかもしれない。

 

 

大人になるんだよね、人はいずれ。

俺たちだって。

 

そしたらさ、かっこいい大人になりたいよね。

スーツバシって着こなして、髪型もかっこよく決めて、

そこそこの腕時計でもしながら、

ジムで地道に鍛えた体に沿ったかっこよくそしてエロくもある

ボディラインにフィットするスーツ、後ろ姿に惚れる。

女子高生に、なんかあのお兄さんかっこいいな!って

心の中で思わせてしまうような罪な男になりたい。

 

 

 

ぶっちゃけ、そんな大人になれたら、

そうなれたことがある意味1つのゴールなのかもしれない。

理想だよね。

 

でもさ、そもそもそんなかっこいい大人になるって大変だよね。

 

美容院やスーツや身近なものにお金が定期的にかかるのはもちろん、

朝出社ギリギリに起きていては話にすらならないし。

ジムに通うのだって、そうとう楽じゃないよね、

だって大学生の今ですらさ、時間作ろうと思えばいくらでも作れるのに、

ああ、めんどくさいなって、後回しでいいやって、疲れたなって、

帰ってそのまま寝ちゃったりしてしまうんだもん。。

まぁ、そもそも朝起きれなかったり、

課題、レポートすらギリギリに提出している時点でダメなんだよね。

じゃあ、そこから直していこうか。ね?

 

明日からそうしよう。時間に余裕のある人間になろう。

空見上げてないじゃんねー最近。

 

うちがJKだった頃なんて特に意味もなく

空見上げて「ああ〜人生〜」的なポエム的なことつぶやいては

笑いあってた気がする。なんか1人でいても最強だった気がする。

 

心の余裕だよね。切羽詰まって生きてても、

目の前にある物事一つ楽しむことができないんだよ。

 

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俺の人生ソング紹介タイム。

MONKY MAJIKの「空はまるで」

よくわからんけれど、こういう空気感、

なんか忘れてる若き尊き時間って感じだよね。

今、忘れちまった大事なことたくさんある気がするんだ。

 

 

 

今できることが全てなのかもしれない、

空見上げて、きれいだなって、言える時間を取り戻していけたらいいな。

 

 

一緒にかっこいいいけてるメンズになってやろうぜ?

そんでスーツばしって決めて、なんかスタバで人生について語ろうぜ。

(やることは女子高生時代と変わらない。笑)

7/16 確かな僕に会ってほしい、100年先もそばにいたいと。

もういいよ、目を閉じていい

もういいよ、少しおやすみ。

 

 

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悲しみはいらない、優しい歌だけでいい。

 

ただいま

7/16 26:18

 

シェアハウスのお兄さんIさんとベランダでタバコ吸いながら喋っていた

人生だとか、やりたいことだとか、

「考えるだけで希望しか溢れてこない」

そんなことは、案外すぐそこに落ちていて、

無意識のうちに拾い上げているもんだよって。

 

 

とか、いろいろ、ちょうど10個上であるIさんから

たくさんの話が聞けた。たくさん笑って、たくさん考えた。

 

 

嗚呼、案外俺って幸せなのかもしれないって思った。

 

 

そういえば今日は今年初めて海のガードに入った。

俺も一応ちゃんと資格を取得したラ/イ/フ/セ/ー/バーだ。

 

1年ぶりの海。世間は3連休。大勢の人、ドキドキ、そわそわ。

けれど、ワクワクもあったかもしれない。

睡眠不足なのにさ。海に行くんだって、こんなにワクワクするんだって。

 

見慣れた景色、忘れてた空気。

嗚呼、俺って案外幸せだったんだって。

 

ビーチパトロール、いろんなお客さんと喋った、

大きな犬を連れているおじさん、日焼け対策完璧な息子を見守るお母さん、

座り込んで2人で永遠と海を眺めてる女子大生、

6人組で遊びに来て、泳げないくせに沖の方まで来ちゃった高校生。

たくさんの笑顔とかさ、なんかきれいごとみたいで嫌いなんだけどさ、

案外いいなって思ったのかもしれない。

 

嗚呼、俺って案外幸せだったんだって。

 

 

幸せってなんだっけ?

案外、俺って幸せだったりするのかもしれない。

 

見えないものを見ようとして、

届かないものに手を伸ばして、

行動もせずに、頑張ろうともせずに、

ただただ、待ってるだけじゃつまんないんだって。

 

みたくないものは見ない、

知りすぎることが全てではない、

目の前にあることを楽しむ余裕を持つ、

 

寂しかったんだ。ひたすら、

誰か今すぐ抱きしめていいって願った、

でも、それは誰でもいいわけじゃないんだ。

 

思っている人が振り向いてほしいと望む、

けれどそれがあまりにも簡単でもつまらないんだ、

かといって難関すぎて、見向きもしてくれなくても寂しいんだ

ただただ、辛くなってしまう。

 

嗚呼、俺には微塵も興味なんてないんだなって。

よくわかんないや。

 

ファーストインプレッションで違うって思われてたとして

そこから巻き返していけるような実力が俺にはあるのだろうか?

でも、そういうのを乗り越えて振り向かせることができたら

きっと、きっと幸せだよね。

 

でもさ、気を使って、いい子だって思ってもらえて、

それで付き合えたとして、それも幸せなの?

結局その後も気を使って生きていかなきゃいけないじゃない。

 

素敵な自分であり続けなければいけないんじゃないのかな?

きっと、捨てられてしまうのが怖いから。

 

今すぐ抱きしめてほしい、けれど、それは誰でもよくなくて、

一瞬だけ抱きしめられたとしてもそれは、幸せとは呼べなくて、

僕らはずっとわがままで、報われなくて、

そんな世界の中で正解を探して今日も頑張っていくんですよ。

 

今のままで受け入れてくれる人がいいのだろうか?

それも違うはず、いや、わからない、正解なんてないのかもしれない

きっと。

 

YES、NOどちらでもないこともあるでしょう。

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昔、失恋したり人生がうまくいかなくて、何もかも

前が見えなくて、自分が歩いてきた道もよくわからなくて、

この世界でどう立ち回っていいかわからなくて、

こっぴどい振られ方をして、恋人ってなんだろうって思って、

そんな時にZUMANITYの日に出会った友達の友達に教えてもらったんだ、

 

「俺はこの曲を聴いているんだ、YUKIのJOY」

 

この曲ではさ、1番では

しゃくしゃく余裕で暮らしたい

約束だって守りたい

誰かを愛すことなんて本当はとても簡単だ 

 って歌ってるのにさ、

2番では

いつまでたってもわかんない

約束だって破りたい

 誰かを愛すことなんて本当はとても困難だ

って歌ってるんだよ、面白いよね笑、てさ。

 

 

結局人生って、死ぬまでドキドキしたいし、

死ぬまでワクワクしたいんだよ、だからそれが人生なんだよって。

 

素敵な曲、素敵な歌詞、なんか前に進んでるのかわかんない

これでいいのかもわからない、さっき言ったことと矛盾してる

いつも口からデマカセばっかり喋ってる。

 

そうなんだよね、きっと、

運命は必然という偶然で出来てる、

そう、案外俺って、幸せかもしれない。

 

ふたりをつなぐ呪文はJOYなんですからさ、

顔がいいとか、お金持ってるとか、貧乏だとか

学生だからとか、権力あるだとか、チンコがでかいとか

そういうことじゃないんだなって、

 

きっとあくまでも導入部分、

そっから先にいつまでもドキワクできるのは、JOYが、

そう、JOYがそこにあるかどうかなんだなって。

 

よく、わかんないね。俺もわかんないさ、

でもきっと、俺は案外幸せなんだと思う。

 

恋人もいないけれど、きっと、そう、きっと。大丈夫。

 

恋も、仕事も、勉強も、何一つ上手くいってないんだけどさ

嗚呼、今がきっと幸せなんだなって思えれば、

誰よりも強くなれると思うんだよね。だからがんばるよ。

 

 

 

「いつか動かなくなるときまで遊んでね」

6/XX 堕天少年と天神天使。part2

堕天少年と天神天使、

第二章〜梟の羽根〜

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冷たい水をください、できたら愛してください。

 

 

夏の夜の真ん中、月の下、俺は羽根を濡らして、

飛べないまま、自分の名前を悔やんでいた。

 

いつになれば飛べるのか、自由な空へ。

そう、俺にとって有名な「翼をください」は

とっておきの自殺ソングなんだよね。

 

悲しみのない自由な空へ

翼はためかせ飛びたい。

 

なんて酷いストーリーだろう

進むことも、戻ることもできずに。

 

あなたが望むならこの身などいつでも差し出して良い

そう言ってくれる、人がいるにもかかわらず、

 

日本のど真ん中で暮らしている少年は、恋をしてしまうのでした。

 

 

相変わらず、依存をしている。

多分、躊躇いなくセックスもするし、俺も抱きしめられたいと願っている。

けれど、荒野に咲いたアゲハ蝶には近づくことはできないオアシスなんだよ。

 

最近、ここ一ヶ月、出会った人がいる。

(part1での、「約束」が交わされるずっと前のお話)

 

出会い系アプリで出会った人がいる。

初めてやりとりをしたのは

土砂降りで豪雨の日だった、

鮮明に覚えている。

 

顔もわからない人とやりとりをしていた。

ずっとアンインストールしていた出会い系アプリ、

何を思ったのか血迷ってしまい再インコ。

舞い上がって物色していた。

 

適当にながれていくスポットの顔たち、

誰にも興味が惹かれない。

けれど一人の人物に、惹かれた。

よくわからないけれども。

 

まぁ、一回セックスして縁も切れてサヨナラ

その程度の出会いであろうと、思っていた

 

こんなにも溺れ掛けてしまうことになるとは

当時思いもしなかった。

 

俺はその週末、ふとしたことからその人と会うことになった

顔もわからないまま、会うことになった。

普通なら絶対しないことだが、なぜかそこへ向かった。

初めて会うのに、顔もわからない、初めましてなのに

いきなりその人の家に上がり込んだ。

 

まぁ、俺はちょっとこの後用事あるから

30分くらいしか余裕ないけど、という

言い訳、保険、まぁかけておいたのもあるけれども、

用事があったのは確かなことである。

 

そして、ハジメマシテ。

まさかのどストライクなお方だった。

見た目だけ言っても、ずるい、嫉妬してしまうくらいには。

 

まぁ、読めるけれども、ちょっとエッチな雰囲気にはなったが

いや、ここからは読めないか。

 

セックスはせずにただだらだらと過ごして、

その人が飼っているペットと戯れながら、

また来る、と言って家を出た。

 

なぜだか、惹かれてしまった。

きっと、普通に話し合える人ってのもあったからかもしれない、

出会い系アプリで会う人なんて、ロクデナシのクズか

性欲に飢えた猿しか居なかったからだ、

 

普通にまた来いよって言ってくれて

嬉しかったのを覚えている。

 

 

〜〜〜〜〜

そして、用事が終わり(髪切ってきた)、

バイトの指名、さらなる個人、お店のお客さんだったが、

お店を通さずに会うという、タブーで、ガチな方のサポ、

まぁ、ちゃちゃっとセックスさせてあげるから金くれってやつ、

悪くないお客さんだったから、承諾したが、

それに向かう足取りはとても憂鬱だった。

 

まぁ、その一連の行為が終わり、解放されて、

オッサンとさよならを交わした。

出張で来てただけらしいから、もう二度と会うことはないだろう。

 

そして、

 

夕闇の街に投げ出された。なぜだか無性に寂しくなった。

俺が本当に、興味があって、心から願う人に抱きしめて欲しい。

体が寂しくて仕方がなかったんだ。

 

もう一度、夕方にあったお兄さんに連絡をした、

「おー、来んの?いいよ」って、

待ってるわ、って。

 

ぶっちゃけ嬉しかった。

すぐさま準備して向かった。

 

家につき、部屋に上がると、

体に染み付いた性液の臭いが、

その兄ちゃんの独特の香水の匂いにかき消されて

まるで俺自身を許された気持ちになった。

 

「メシ食ってないんか?」ってアプリで連絡来てて

「食ってないっす」ってあらかじめ伝えてあったからか、

 

俺もう食ったからそんなに食わんけど、食べにいくか?と連れ出してくれた、

いや、連れ出してくれたという表現はおかしいかもしれない。

普通に、一緒にメシ言って会話しようぜって意思が、

その人からわずかながらも感じることが出来て嬉しかった。

 

そんで、近所の鳥貴族へ言ってたわいもない話をしながら

その人にどんどん惹かれていった。

 

お酒も多少入っていったのもあるが、

お互い強いってのもあるか(俺は翌朝からバイトだと伝えてあるのでそんな飲んでない)

まぁ、普通の感じで打ち解けていった。

 

文章じゃ人物わかりづらいと思うから、

鳥貴族連れてってくれたってことで

その気になってる人を鳥木の兄ちゃんと呼ぶことにしよう。

 

 

その鳥木の兄ちゃんは昔からジム通ってるみたいで、

筋トレの話だとか、ジムのあるある話だとかで盛り上がった

(俺もへっぽこだがイントラってだけある)

アウトドアの話や、兄ちゃんの旅行の話だとか、

俺との共通の趣味のロードバイクの話だとか、

いろいろ聞いてるうちに、さらに惹かれていった。

 

もっと知りたいと思ったし、

お酒も多少なりとも入っていたので、

一緒にいたいと思った。

 

 

お会計の時、普通に割り勘だと思っていたら

全部支払ってくれたのも、かなり好印象。

こういう話をするのは下衆いかもしれないが、

ああ、なんかちゃんと歳下の後輩みたいな感じで、

ここは俺に任せろっみたいな、嬉しかった。

 

俺とサシ飲みしていて、少なくとも気分が悪くなったり

イラついたりしたとか、そういうことになってないっていう

安心感でもあった。

 

荷物を鳥木の兄ちゃん家においてあったので、

戻ることに。

 

二人で歩いていく街。

 

ちなみにそこは、俺が働いてる怪しいマッサージ店の勤務先からすぐのところであったので、一人苦い気持ちで、他のスタッフなり客に合わないかうつむきながらしょぼくれて歩いていた。

 

不意に

 

「泊まってくん?」

 

え?いいの?

 

 

ってか、俺んち、兄ちゃん家からチャリで7分とかなんだけど←

嬉しかった。もちろん。

 

けど、

やっぱり、セックス目的なのかななんて落ち込んだりもした。

 

家について兄ちゃんはそそくさと寝る支度を進めて俺は

ぽかーんと、飼っているペットを眺めていた。

 

そっから一緒のでかい布団に潜って、

だらだらと金曜日ドラマをみたり録画してたテラスハウスをみたり、なんだこれ、って内心困惑しながらも寝るぞーってなった。

 

見た目厳ついのにペットがめっちゃ懐いていて、

おいっこらっこらっって棒読みで焦ってる姿をみて

嗚呼、なんか怖い印象だったのに、かわいいとこあんじゃんって

一人でニヤニヤしていたら、何笑ってんだよと突っ込まれたのも何気に嬉しかったりしたんだ。

 

嗚呼、なんか久しぶりに、なんか、ね、

久しぶりに、ああ、こういうの、いいなって。感じたんだ。

 

そんで、寝る。

 

 

 

 

 

あれ?セックスは???

 

 

いや、たとえ迫られても、ワンナイトでやっちゃうような

過ちはしないぞと覚悟決めて居たが、あっさり眠りにつく。

これはこれで嬉しかった。嬉しかったとともに。

 

あれ?もしかして俺に興味ないんかなって、

落ち込んだりもした。

俺のことタイプじゃなかった?イケなかった?

でも俺のこと無理だったらわざわざ飯連れてってしかも

奢ってくれて、泊めてくれて一緒の布団入れてくれて寝るか?

 

ビシャモンテはたいそう困惑した。

悩んでいたが、まぁ幸せには違いないので寝ることにした。

向こうもセックスで使い捨てようとしていたが、

なんか仲良くなっちゃって冷めたって感じなのかなって

勝手に解釈した。

 

 

 

WHAT?????

普通に腕枕してきた。

 

なんだ?ってかこのブログってこういう記事書くブログだっけ?なんだこれ?一体何を書いているんだろう?

 

それは置いといて、

 

浄化されていくようだった。

久しぶりに、本当の人肌に触れた気がした。

鳥木の兄ちゃんの残り香の匂いがとても甘く感じた。

 

嗚呼、いつかこの香水の匂いが悲しい思い出となってしまう

そんな時がこないことを祈りながら、

こんな日々が続いていけばいいのにななんて願いながら、

 

もっと自分も頑張ろうって思ったんだ。

 

----------------

 

 

 

何を?何を頑張ればいい?

 

 

 

そして月日は経ち、数週間経った今でも

俺は、あーあなたに会いたいなーなんて

だらだらとつぶやいている。

 

 

 

あれ?

 

 

 

そもそも、俺はこの兄ちゃんに恋い焦がれている

そんな権利があるのだろうか?

自分のご身分をご理解でしょうか?

俺は?許されるのだろうか?

 

今、自分は、天神天使から支援を受けて

ようやく生きていけている、まともな

生活を送ることが赦されている。可能となっている。

 

いいのだろうか?

 

 

しかも、現在進行形でその天使に依存している現状である。

 

許してもらえるのだろうか?

そもそも誰に赦されたいのだろうか?

 

俺は、嘘をついているのだろうか?

何もかも、自分の境遇も、やってきたことも、

独白すら出来ないようなことも、

誰にも言えないようなことも、

ずっと胸にしまって、ゆらゆら揺れている。

 

 

苦しい。

 

 

 

 

普通に恋をすることすら、赦されないのだろうか?

俺は、何を求めて生きていけばいいのだろうか?

 

 

赦されることはあるのだろうか?

誰かに嘘をつき、いや、嘘さえもつかない、

何も言わないんだ。何も言わない、

無言圧力、沈黙は金なり。黙ってれば何もわからない。

誰も傷つくこともない、知らなければ、誰も傷つくことはない。

 

そうなんだ。きっと。わからないけれど。